福祉業界で働き手を大切にするということ。【いしかわ魅力ある福祉職場認定】

認定式

2019年3月27日、私たち社会福祉法人長寿会は「いしかわ魅力ある福祉職場認定制度」の認定を受けました。石川県庁の特別会議室での厳かな雰囲気の中で認定を受け、一層気を引き締める思いです。
尊厳・敬愛・協和の理念のもと、働き手を大切にする職場づくりとは何か、長寿会は常に考え続けていきます。

デイサービス

職員がやりがいを持ち、安心して働くことのできる職場環境づくりに取り組んでいる事業者を、石川県が認定する「いしかわ魅力ある福祉職場認定制度」。
どこの業界も言えることですが、人の温かみが特に大事なこの福祉業界は、働く人材の確保と継続的な養成なしには成り立ちません。
また、さらに進行する高齢化の中で、改革を起こし続けていかなければならない業界とも言えます。

サービスの送り手(働き手)と受け手。飲食店や小売店などでは一時期、お客様は神様だというような「お客様第一主義」というような言葉が流行った時期がありますが、それを追求した結果、従業員が疲弊をしては元の木阿弥。まずは働き手の経済的/精神的な充足がなければ、目の前にいるサービスの受け手を満足させることができるでしょうか。

 

長寿会は、高齢化率67%の珠洲市に拠点を置く福祉法人です。これから多くの都市圏が直面する未来を先に経験していると言えます。本認定の基準になっている新規採用者の育成、キャリアパスと人材育成、職場環境、地域貢献とコンプライアンスの内容はもちろんのこと。

認定基準
ポータルサイトいしふく「いしかわ魅力ある福祉職場認定制度とは」より

この奥能登の地域を、より一般に、移住をしてもらえるような温かい地域づくりの活動に取り組んでいく必要があると思っています。長寿会への就職をきっかけに移住をするという以外にも、この町が好きだから移住をした、という人を増やすために間接的に貢献していけたら良いな、と。

盆踊り
8月に行われる長寿園盆踊りの様子。地域のイベントかのようだ。

 

認定証

この認定は、今の状況がとても素晴らしいから認定されたというわけではなく、未来の福祉業界のお手本となるべく継続的に頑張ってね、という意味合いが強いものと考えています。

長寿会で働くということ。これから本ブログで継続的に発信して参りたいと思います。