寄稿に寄せて

はじめまして。石川県は奥能登で社会福祉事業を展開する長寿会です。
この度HPの刷新に伴って、ブログを一新し、新たなメディアとして長寿会ブログを開設致しました。

ここでは、本メディアにかける私たちの想いを述べたいと思います。

私たち長寿会をもっと知ってほしいから

介護施設や老人ホームというと、入居者様とそのご家族様以外はあまり関係の無いものと思われがちですが、地域密着で事業を展開する私たちが関わる人々は、地元の中高生をはじめ、老若男女多岐に渡ります。
私たちの理念「尊厳・敬愛・協和」を地域に対して追求したとき、例えばお祭の会場になったり、例えば子どもたちの学びの場でもあったり。地域に根ざした活動のソーシャルハブのような存在でありたいと思っています。そして、それはWEB上であっても同じことだと思うのです。
積極的に情報を発信していくメディアの運営は、公共性の高い私たち社会福祉法人の使命であると考えています。

ご家族様の安心のために

「お母さんお父さん、おじいちゃんおばあちゃん、長寿園で元気でやってるかな。」ご家族様はそんな不安をお持ちのことと思います。
私たちは、これまで以上に、ご家族様との信頼関係づくりのためのコミュニケーションを大切にしたいと思っています。

「毎日のように、しっかりした報告はいらない。」「事務的で感情の込もっていない報告もいらない。」
「でも、元気でやってる家族を自分のタイミングで垣間見たい。」「こんな笑顔のみんなが働いている長寿会なら任せられる。」「もっと遊びに行ってコミュニケーション取ろう。」

プライバシーを保ちながら、私たちの日々の暮らしを共有していくことで、少しでも皆様に安心できる長寿会とともにある生活を送ってほしいと思っています。

日本の介護業界を牽引する存在に

施設におけるAIの活用、介護ロボットの活躍など、新しいテクノロジーを導入したチャレンジングな場所となっている昨今の介護業界。
私たちは、日々めまぐるしく変わっていく技術や常識の情報をキャッチアップしていく体制づくりに余念がありません。

一方で、なんでもかんでも新しい先進テクノロジーを導入すれば、ご利用者様、ご家族様、従業員皆が幸せになれるのかというと、そうではありません。

高い倫理観をもって、私たちにフィットする形に読み替えていく理解力と行動力が必要だと思っています。

超高齢化に見られる人口バランスの問題、介護業界の担い手問題、自宅での老老介護と呼ばれる社会問題など介護の問題はもちろん、
都市圏での人口集中と裏返しの田舎の生産人口減少問題など、私たちを取り巻く問題は数多くあります。

幸いにも今のこの奥能登地域は30年後の日本の人口バランスと同じであり、業界の未来のモデルケースとして、最先端の情報を発信していくにはぴったりの場であると思っています。

目の前のご利用者様、まだ見ぬ子どもたち、そして日本の発展のために。

2019年4月吉日
長寿会ブログ 編集長